オペラ界巨匠ヴェルディの『マクベス』
アンナ・ネトレプコ出演
本日6月5日19時半ESTから23時間無料視聴
Met Opera HPにて
こんにちは!
今日が、メットオペラ配信のスケジュールに沿った、最後の連続オペラ勝手解説です。
**視聴リンクもブログ内にあります。 又はメットオペラHPから
大好きなヴェルディの大好きな『マクベス』
ヴェルディと言えば、椿姫や、アイーダが有名ですが、ヴェルディの基本は(イタリアオペラのドラマの基本?)、ヴェルディの初期オペラに垣間見ることができると思います。
ヴェルディの初期のオペラって、ソウラのキラーの役が多すぎ。
とーっても難しい役で、下手したら歌手生命を縮めてしまうほどなんですよね。
トップが、『ナブッコ』のアビガイッレ、『アッティラ』のオッダベラ、そして『マクベス』のマクベス夫人。
何が難しいかって、、、、声域、と技術。。。
ドラマティックな声が求められ+コロラトゥーラ⇒ベルカントの要素たっぷりで、胸声から頭声へスムーズに動き、コロラトゥーラで、祖頂点からいきなり崖の下まで飛び降りる低音へダイブ。
で、オーケストラは、ガンガン鳴って、それを超えなきゃいけない。
又はコンチェルタート(他メインキャラクターとコーラスが加わるいわゆる大合唱)で、ソプラノだけみんなの声を超えて響かななきゃいけない。
マクベス夫人は、これらのボーカル要求に加え、演技力が本当に重要です。
この役を自ら「得意役で、演じなくても演じられるのよね。」というアンナ・ネトレプコが演じるメットオペラのマクベス。
2014年の録音で、これは、アンナちゃんが、メットで役デビューをした時のものなので、レディースナイトの皆さんと観た2019年とは、少し違いが感じるかもです。
キャストも主役のマクベス夫婦以外は、微妙に違います。
有名な聴き所は、マクベス夫人の最後のアリア、夢遊病シーン。
「血のシミが、手から消えない。。。何度も洗ってるのに、、、」
ここは、上記に書いた、コロラトゥーラなどの技術はないけど、オーケストラが殆どなくて、声が裸の状態になるんです。
で、また低い、、、段階の違う難易度です。
メットのHPで、マクベス夫人の夢遊病シーンについてアンナちゃんと、他数人にインタビューしている
アリア・コードも、ご興味ある方は、一聴してみてください。
ちょっと、コアですが(笑)
明日の夕方6時半(EST)まで見れます。
お子さんと(年齢にもよりますが)、これを機会に、マクベスを読んでみるのもよいですね。
ちなみに、お勧めのマクベス
Macebeth :For Kids (Shakespeare Can Be Fun series)は、
こちら
7-10歳対象
当時の娘の愛読書でした。私も好き(笑)
皆さんの好きなシーンはどこですか?
私は、マクベスが王を殺して、ビビっているところを、夫人に一括される重唱です。
演技も音楽も最高。
またご感想をお聞かせくださいね。
また、こんなことが知りたい!という質問もうれしいです。
ではでは、
Happy watching & Listening !!