Richard Wagnerと言えば、Verdiとオペラ界の巨匠の名を分けたアルプスを越えて、北にワーグナー、南にヴェルディと言われた作曲家。
クラシックファンは、ヴェルディよりもワーグナーの方を好むかも、と言えるほど彼の音楽界への影響は大きいです。
オペラ史では、Before WagnerとAfter Wagnerと言われるほど、彼の登場で、オペラが変わりました。
そのワーグナーが作曲した『ニュルンベルグのマイスタジンガ―』、彼の唯一のコメディです。
コメディと言っても、ロッシーニやモーツァルトとほど軽くないですが、、、、でもあるドタバタもあります。
歌合戦のお話です。
楽しいです。腹を抱えて笑う、、、ではないですが。
あと、、、、、長いです(-_-;)
2回の休憩も入れてですが、6時間弱。
でも、(いつも「でも」ですね)なんというか、素晴らしい作品というのは勿論、今回のキャストは素晴らしい、というか贅沢!
先ず、主役のハンス・ザックスを歌うのは、ドイツ人バリトンのミヒャエル・ヴォレ Michael Volle。
彼は、アンナちゃんのトスカの時のスカルピア。一声で、観客中が怖がった彼です。ザックスは彼の得意役。正直少し不調?っぽさが続く最近(配信で聴くと)ですが、得意役でそれを吹っ飛ばしてもらいたいと思います。
そして、ヒロインのエファ役。これが、大注目のキャスティングです。
コロナ前の12月に、NYタイムスで ”One-in -the-million-Voice”と言われたソプラノの記事、読まれた方いらっしゃいますか?
それは、ノルウェー人のリーゼ・ダヴィドセン Lise Davidesen 記事はこちら
彼女を聴くなら、ドイツモノのオペラだと思います。
そして、エファと恋仲になる若い貴族で、唯一の外者であるウォルターに、クラウス・フロリアン・フォークト Klaus Florian Vogt。
彼もリリックな声ですが、ワーグナーのオペラだけ上演するバイロイトの常連。
そして!!!これがポイント、指揮者が、英国ロイヤルオペラハウスの総音楽監督の、アントニオ・パッパーノさんが、遂に来るんですねー。
私は、パッパーノさんの英国君臨前にイギリスから引っ越して、彼が最後にメットに出た年にNYに引っ越してきた(笑)完全なすれ違い。。。。
なので、とっても楽しみです。
マイスタジンガ―Pro &Con
Con:
Proもう一つ:
プラス
このオペラのコーラスには、日本人のシンガーが出演しています。
多分多くの方もご存じの、佐藤Timponeさほこさん。
既にリハーサルが始まっていて、エキサイティングな様子を伺いました。
もし私たちが公演に行く場合は、休憩時間にお目にかかれるそうです。
その時、色々お尋ねできそうですね♡